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血液型がO型の人が異常に多い地域がある

日本では血液型による占いが人気です。
何となく当たっているようですが、実際はあまり根拠が無いとされています。
現在はABOによる血液型分類が一般的で、さらにRH型によってプラスかマイナスかなどがあるようです。
日本ではA型の人が最も多くその次にO型、最も少ないのがAB型とされています。
世界的に見るとそれぞれの地域で血液型の割合は異なり、ある地域においては特定の血液型が大半を占めたりほぼその血液型しかいないところもあるようです。
赤道直下の熱帯においてはO型の人の割合が異常に高い地域があるようで、ABO型が世界的に広がっている状況を考えると何か理由がありそうです。
原因の一つと考えられるのがマラリアに対する抵抗性で、O型以外の人はマラリアに感染した後に重症化しやすくO型の人は重症化しにくいとのデータがあります。
このデータから見るとO型以外の人はマラリアによって淘汰されて少なくなりO型の人が残されたと考えられるかもしれません。

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